インナーチャイルドがいない、出会えないというあなたへのヒント

心理セラピー

[st-kaiwa2]インナーチャイルドの癒やしが必要らしいと聞いて自分なりにやってみたんだけど、いないし見つけられないんだよねぇ…どうしてだろう…[/st-kaiwa2]

この記事では、そんな疑問をお持ちの方に向けて

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  • インナーチャイルドがいない場合に考えられる理由
  • どうすればインナーチャイルドに会えるのか

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といったことを心理セラピストの私の経験からお伝えできればと思います。

「インナーチャイルド」はあなたの中の“傷ついた子供“。

「インナーチャイルドがいない」ということそのものにも意味がありますので、ぜひ読んでみてくださいね。

インナーチャイルドを見つけようとしているあなたへ

まず、冒頭のとおりインナーチャイルドとは、直訳すると「内なる子供」。幼い頃に傷ついた小さな、幼いあなた。

もっと言うと、置き去りにしてきたあなたの「感情」「気持ち」、「本音」、「ありのままの自分」を象徴した子供のイメージ、またはエネルギーです。

インナーチャイルドは、体の中にいます。体の中で、存在し続けています。

繊細だった子供の頃の私達は、些細なことでも傷つき、本来の感情や自分自身を抑圧してきました。そして多くの人が、それに気づかないまま、もしくはなかったことにして生きているのです。

そんなインナーチャイルドを見つけたいと思っているあなたは、今まさに本当の自分を知りたい、自分を癒やしてあげたい、と思っているのではないでしょうか。

インナーチャイルドは、怪しいものでも何でもありません。

私自身がこれまでの生きづらさを克服するのに、インナーチャイルドセラピーは不可欠でした

何度も何度も、傷ついた小さなあの頃の私に会いに行き、何度も救いにいきました。

そして、「インナーチャイルドがいない」というお悩みをお持ちのクライアントさんのセッションをさせて頂いたこともあります。

そんな経験の中で、私が思う「インナーチャイルドがいない」という理由には、大きく分けて5つほど挙げられると考えています。

「インナーチャイルドがいない」理由5つ

1.安心・安全の環境が必要だから

インナーチャイルドは、とてもとても繊細なものです。

「出てこ~い!」と言って簡単に「はーーい!」と出てくるものではありません。

冒頭で述べたようにインナーチャイルド=傷ついた内なる子供、ですから、傷ついているんですね。

これまで長年、傷の痛みを感じたくなくて、見ないようにしてきた存在でもあります。

インナーチャイルドを見ることを「怖い」と感じている人も多いかもしれません。

だからこそ、インナーチャイルドが現れてくれるためには、あなたにとって「安心」で「安全」な状況を用意してあげる必要があります。

ひとりでイメージする場合には静かで安心できる場所で、瞑想などを通してゆったりとリラックスした状態でご自身の内側と向き合っていきましょう。

2.インナーチャイルドのタイミングがあるから

私たちの中には(人によりますが)いろんなインナーチャイルドがいます。

そして、あなたの準備ができたときに、出てこれるインナーチャイルドが自然と浮上してきてくれます。

「もう準備OKだな」と判断して、顔を出してくれるんですね。

だから、インナーチャイルドとあなたの連携プレイは、息があってこそ。

焦らずに、ご自身の感覚に意識を向けて、気長に待ちましょう。

3.しっかりと潜在意識にアクセスしていないから

インナーチャイルドは、あなたの潜在意識の世界にいます。

顕在意識では、インナーチャイルドの存在を認識することはできません。

私達人間が普段自分で考えていること・意識していること、つまり「顕在意識」は意識の中のわずか5%。

5%が顕在意識、95%が潜在意識

残りの95%が、顕在化していない、いわゆる「潜在意識」の世界なのです。

そのため、インナーチャイルドにアクセスするためにはしっかり「潜在意識」に入っていく必要があります

瞑想などを通して、じっくり自分の内側と繋がってみましょう。

私はセッションにて、潜在意識にアクセスするためにマインドフルネス誘導とハコミセラピーという手法を使っています。(ただし必ずしもインナーチャイルドにアクセスするためだけに行っているわけではありません。)

4.普段からのアンテナ立てが必要だから

インナーチャイルドというのは、たいていの場合、幼少期の「エピソード」や「体の感覚」とセットで現れます

自分の心を探求していく過程で、自分の幼少期の出来事などに意図が立つと、不思議なことに自然と「そういえば、4歳のころベランダに出されて寒かったな~あのときのお母さんの顔怖かったな~」といったように、忘れていたような記憶が蘇ってきます。

そうして「うっすら」自分の中に記憶が蘇ったところに、セッションやセルフワーク、インナーチャイルドワークなどを行うとその当時の自分がインナーチャイルドとしてはっきり現れてくれるということが起こります。

一連のプロセスは完璧なのです。

2番でも挙げたように、出てこれる「タイミング」で、インナーチャイルドはあなたにメッセージを届けてくれます。

エピソードを思い出したり、最近気になることがあったらぜひ手帳やノートに書き留めておくようにしましょう。

そうすることで、意図が立つのでプロセスが進みやすくなります。

5.「インナーチャイルドとはこういうもの」という枠があるから

これは案外盲点となるのですが、

心理学の知識や本での知識が先に入っていた場合、「インナーチャイルドってこういうものなんだろうな」(例えばものすごく傷ついていて泣きわめいている女の子の姿が見えるんだろうな、など)というイメージが先行してしまうことがあります。

そうすると、そのイメージで枠を作ってしまい、そういう存在を探すあまりインナーチャイルドがいない!という状態になってしまうことがあるのです。

「感じること」を「感じるままに」することでしか、インナーチャイルドに会うことはできません。

どうか、リラックスしてくださいね。

小さな女の子(男の子)の姿が見えるかもしれないし、あなた自身がその子になった感覚になるかもしれないし、体のどこかがぎゅうっと重くなる感覚かもしれないし(体が覚えている感覚も、インナーチャイルドなのですよ)、エネルギーがひらひらしているように見えるかもしれません。

「インナーチャイルドはこんな姿なはず」という枠を外してみてくださいね。

どうすればインナーチャイルドに会えるのか

さて、インナーチャイルドがいない理由を5つほど挙げてみました。

どうすればインナーチャイルドに会えるのか、というのは、上記の反対のことを心がければいいのではないかと思います。

まずは、とにかくインナーチャイルドは繊細な存在であり、安心・安全が必要であるということ。

ひとりでワークをしても良いとは思うのですが、自分の繊細な部分に触れますので、できれば信頼できるセラピストさんやカウンセラーさんに伴走してもらうのをおすすめします。

また、一回のワークやセッションで、いきなりインナーチャイルドに会おうとしないこと。

それまで蓋をしてきた痛みや傷にダイレクトに触れるので、時間をかけてゆっくり、ご自身と相談しながら行っていくのが良いでしょう。

そしてタイミングがあるので、自然のタイミングとプロセスを待つということ。

命というのは、必ずその人にとって最善の方向に向かっていますので、ご自身のちからを信じましょう。

そして何より。

このインナーチャイルドワークを通して、自分を見つめてあげようとしているあなたを、大事に大事に想ってあげてください。

多くの人がインナーチャイルドに気づかないまま、もしくは蓋をしたまま生きている中で、

そこに目を向けているあなたの勇気とご自身に対するその愛を、どうか愛おしく想ってあげてくださいね。

***

とはいえ、インナーチャイルドが癒やされていくと、本当に人生が楽になり、楽しくなります!(^^)

自分の抑圧してきた感情が出ていくにつれて、自分の本当の感情がわかるようになります。

そうすると本当の自分がわかるようになり、夢や本当にやりたかったことが蘇ってきたり、

やる気が漲って人生を前向きに捉えられるようになったり、自分をもっともっと愛せるようになります。

向き合った分だけ、自由になっていくのも事実です。

この記事が何かお役に立てたら幸いです。

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