心理セラピー

「生きづらい性格」に悩む人へ。その原因と自分を助ける方法

こんにちは。

心理セラピスト知恵です。

さて今日は「自分って、なんか生きづらいな」「自分はどうしてこんなにも生きづらいんだろう…」と悩んでいる方へ、その原因と自分を助ける方法をお届けしたいなと思います。

何を隠そう、私自身が長年「私って生きづらい…」「私ってめんどくさい…」と悩んできました。

心理学を探求するようになり、「ああ、だから生きづらかったんだ。苦しかったんだ。それは大変だったよね」と思えるようになり、ずいぶんと癒やされてきました。

今回は私の辿ってきた経験を元に、同じように悩む方に少しでも生きづらさ解消のヒントがお伝えできればいいなと思います。

「私ってなんだか生きづらい」その原因とは

冒頭で書いたとおり、私は小さな頃から自分はなんて生きづらいのだろうと感じていました。

具体的には、人がつまづかないようなところでつまづく…例えばやけに繊細だったり、他人から言われたことを気にしすぎたり、人の顔色を伺いすぎて疲れたり、人が多いところに行くとぐったりしたり、戦争の映画を見るとやるせなくて苦しくて消えたい気持ちになったり…。

あまりに、自分で自分をうまく扱いきれなくて、ほとほと疲れていた頃に心理の世界に入っていきました。

そうして分かったことがあります。

「生きづらい」原因は、その人のせいでもなければ、そもそもその人の性格でもないということが!!

私は、生きづらさの原因は主に4つあると考えています。

1つずつ見ていきましょう。

生きづらさの原因①強力な自己否定

ところで、「生きづらい」という感覚って、人間特有のものだと思いませんか?

同じように命ある生き物…美しい花々や植物、虫たち、動物たち、自然…。

この世にある生きとし生けるものの中で、「生きて」いるのに「それがつらい」と悩むのは、人間だけでしょう

植物や動物たちを見ていると、本来、命というのは自然と調和しただ「そこにある」存在だということがわかります。

また、人間の中でも生まれたばかりの赤ちゃんは、「そこにただ存在する」完璧な存在。

生まれたばかりの赤ちゃんはただただ生きるのに精一杯で、「あ~生きづらいわ~」なんて思っているとは考えられません。

そう、私たちが今「生きづらい」と思ってしまっているのは、

大人になる過程で自分自身でつけたレッテル=「強力な自己否定があるから」なのです。

自己否定とは、自分はダメだ/自分はバカだ/自分は価値がない…といった自分が自分に向ける批判の声の数々です。

自己否定をしている状態がデフォルトだとすると、「生きやすい」わけがありません。

それはすなわち、本来の自分で生きていないということ。

本来の自分で生きていない=だから生きるのがつらい、ということなのです。

生きづらさの原因②HSP/エンパス

生きづらさの原因の2つめは、気質です。

最近ではすごくメジャーになってきた概念に「HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソン」というものがあります。

HSPとは、”視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人”のこと。

また、エンパスは”共感力が高く、他人の感情を自分の感情のように感じてしまうといった体質の人”のこと。人の感情に過剰に影響を受けやすいんですね。

HSPもエンパスも、5人に1人はいると言われ、特に日本ではもっと割合が多いと言われています。

私自身、HSP/エンパスでもあるのですが、友人にもHSP/エンパスがとても多いです。

ただ私は、HSPもエンパスも病気でもなければ、ましてや特別な存在でもないと思っています。

大事なのは、「私はそういう気質なのだ」と理解すること。

自分で自分を「私ってそうなんだ」と理解してあげることでほっとしたり、必要以上に自分を責めることがなくなることがとても大切だと思っています。

生きづらさの原因③アダルトチルドレン

生きづらさの原因の3つめは、「アダルトチルドレン」です。

アダルトチルドレンとは、子ども時代に親との関係で何らかのトラウマ(心的外傷)を負ったと考えている成人のこと。

元々は 親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人のことをアダルトチルドレンと定義づけられていましたが、アルコール依存でなくても、親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人のことを現在はアダルトチルドレンと呼んでいます。

実は日本では人口の8割がアダルトチルドレンだと言われています。

程度の差はありますが、親というのも人間で完璧ではないので、私たちは子供の頃に親との間で必ず傷を作ります

例えば「お母さんにもっと話を聞いてほしかった」「もっと分かってほしかった」「お父さんとお母さんの喧嘩が嫌だった」「お父さんの怒鳴り声が怖かった」など。

あなたにも思い当たる出来事がありませんか?

インナーチャイルド

また、幼少期に家族の中で、ありのままの自分で生きられなかった子どもをインナーチャイルドと呼びます。

インナーチャイルド(内なるこども)は比喩表現で、要は抑圧した感情や気持ち・本音があなたの中に残っていますよ、ということなのです。

こうした感じきれなかった・表現されなかった感情(未完了の完了)は傷となって残っているため、大人になってからも、人生で同じ反応パターンを繰り返すのです。

例えば父親がいつも怖くて怒鳴る人で、父親からの評価を気にして怯えていた子供だったとしたら。

職場で、権威である男性上司に父親を無意識下で重ねてしまい、いつもビクビクしてしまう、といったことが起こるのです。

「生きづらさ」のひとつに、現実に起こることに対するあなたの「反応」があり、その反応は「インナーチャイルド」が起因となっていることが多いのです。

だから、インナーチャイルドを大人のあなたが癒やしてあげることがとても大切になってきます。

過去は変えられないけれど、大人になった今のあなたが子供のあなたを助けに行くことができるし、「解釈」を変えることもできる。

こうして、過去の傷ついた小さなあなたを赦していきましょう。

生きづらさの原因④ビリーフ

生きづらさの原因の4つめは、「ビリーフ」です。

ビリーフとは、強く信じている「信念」のことで、お金や人生・仕事・人間関係に多大な影響を与えます。

例えば、「私が本音を言ったら、相手に嫌われる」(=だから私は本音を言わない)といったものや、

「女性は結婚をするべきだ」、「長女の私が親を世話しなければならない」など。

様々なビリーフがありますが、自分を苦しめるビリーフをたくさん採用していればしているほど、生きづらくなります。

このビリーフは自分に対する定義付けもコアなところで行っています。

たとえば、「ありのままの自分では愛されない」「ありのままの自分ではダメ」、「ありのままの自分は劣っていて欠けている」など。

呪いのような言葉ですよね。

でも、多くの生き辛さに悩む人は、この自己否定の強烈なビリーフを潜在意識に持っています

ビリーフは、普段なかなか自分ひとりでは気づくことが難しいのです。私たちの自我は、そのビリーフを形成することで本当の痛みを二度と感じないようにしながら、なんとか生きようとするからです。

またこのビリーフは、③のインナーチャイルドとも大きく関連しています。過去に親との出来事の中で傷を負った時に、セットでビリーフが生まれるのです。

そのため過去の傷(インナーチャイルド)とその出来事によって決めたビリーフをセットで見ていくことで、あなたの中の世界に対する誤解や、自分への誤った定義を溶かしていくことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

生きづらさの原因として、①自己否定②HSP/エンパス③アダルトチルドレン(インナーチャイルド)④ビリーフを挙げました。

思い当たる節はありますか?

私はこれまで数え切れないほど心理セッションを受けてきましたし、これからもずっと受け続けるのですが、セッションを受けるたびに、過去の痛みに触れながらも最後は幼くて健気な自分に出逢うことができます。

それは、何よりも自分を愛してあげる行為だなと思っています。

あなたも、過去の自分を助け、癒やし、ありのままの自分で人生を味わう扉を、開けませんか?

 

 

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