傾聴と寄り添いはコミュニケーションの最強スキル

傾聴

[st-kaiwa1]

こんにちは。

心理セラピスト知恵です。

[/st-kaiwa1]

実はこの数週間、喉に違和感がある状態が続き、病院に行ってきました。

そこで医師から感じた「人への関わり方」について、改めて実感することがありました。

それはコミュニケーションにおいて傾聴と寄り添いの力は強大だということです。

以下は、私が体験したエピソードです。

目次

喉の違和感と耳鼻科へのトラウマ

その違和感は、数週間前から始まりました。

別に痛いわけでもなく、かゆいわけでもなく、異物があって引っかかるわけでもなく、

「でもなんかいつもと違う」という体感覚。

言葉にできなくてしばらく様子を見ていました。

数日経っても変化はなく、やっと言語化できたのは、「超微量のサラサラの鼻水が、喉を静かにつたっている感じ」でした。

たぶん問題ないだろうけれど、放置するのも不安で、病院に行ってみることにしました。

ネットで調べてみても、特に該当する病名がなく、でもだからこそ重い病気の初期のお知らせなんじゃないか?なんて思ったりして、私の中で微かにストーリーが展開しだしていたからです。

「なんでもない」とわかれば、とりあえずこのストーリーは止まるし、何より安心できる。

ただ、病院は苦手で(大好きという人はいないでしょうが)、ものすごく憂鬱な気持ちに…。

病院に行くと、たいていは体調不良の人が集まっているので、待合室で私は過剰に影響を受けてしまいます。

例えば熱がある人の隣にいると私も熱が上がったり、頭痛の人の隣にいると強烈な頭痛になったり、、。

私自身のエネルギーが落ちているから、拾い放題になってしまっているのでしょう。

また、数年前にもなにかの症状で当時住んでいた家の近所の耳鼻科に行ったのですが

その先生がとても高圧的で、私の右の鼻は骨が歪んでいるらしく検査器具?の空気が通りにくかったみたいで、

それをやたら指摘された上に、強引にやるので痛いし鼻の中が傷つき、鼻血が噴出!!

病院に行ったのに心身ともに傷ついて帰ってくる、という私にとってかなりショッキングな出来事があって、それ以来耳鼻科にかかることがトラウマになっていました。

そのため、今回は近所の耳鼻咽喉科をGoogle Mapで検索し、レビューを入念にチェック。

どこも軒並みレビューが最悪だった中、唯一すごく評価が高い病院があったので、バスに乗って行ってきました。

さすがに人気で、WEB予約をしても2時間待ちという状態。

でも、行ってみて人気の理由がわかりました。

医師の「話の聞き方ひとつ」で決まる

2時間待って、やっとこさ診察室へ。

先生は、野球の古田敦也さんに元気ハツラツオロナミンCを30%足したようなイケメン(どんな?w)で、なんか白衣の着こなしもおしゃれ!

そして、私が入るなり体を100%こちらに向けて、挨拶をしてくれました。

事前に書いた問診票を読みながら「喉に違和感…それは心配ですよね」と言います。

そうなんですっ…!と思わず前のめりで返事をする私。

そう。症状ではなく、「気持ち」を拾ってくれることのうれしさ。

この一瞬で私は心がふわっとほどけます。

「初診だから、検査をしてみましょうね。○○と○○で検査費用は○○円くらいだけど、○○円以上いくことはないですから、安心してくださいね

…事前に金額の不安も払拭してくれて、確認してくれます。

そして鼻からカメラを通して撮った動画を一緒に見て、「とてもきれいな状態ですね」と説明してくれました。

本当に私の喉、きれいだった…なんかきれいすぎて涙が出てきそうでした。

私の体に対して、とても愛おしい気持ちになりました。

「たんがあるのと少し腫れてはいますが、異物とかも何もないし、大きな病気の可能性はないですからまずは安心してくださいね」と言われて、

さらにゆるゆる~と緊張がほどけていくのがわかりました。

私が「大きな病気なんじゃないかと不安なんですぅぅ!」と不安を直接伝えたわけではないのに、しっかり汲み取ってくれていることを実感した瞬間でした。

そして、「また症状が治らなかった来てくださいね(ニコっ)」と言われ診察は終了しました。

たった数分の出来事でしたが、とても清々しい気持ちで診察室を後にすることができたのです。

人気の理由は、お医者さんとしての技術はもちろんだとは思いますが、

相手の気持ちに寄り添っているかどうか、それに尽きると思います。

そして気持ちに寄り添うには「聴き方」が大事になってきます。

みんなが傾聴できるようになったなら

「耳」「目」「心」を傾けて全身で相手の話を聴くコミュニケーションのことを「傾聴」と言います。

私もたまたま5月は、「傾聴セッション強化月間」と称して、合計32回の傾聴セッションを体験させて頂きました。(自分がクライントになったものも含む。)

そこで改めて、巡り巡って相手に寄り添って話を聴くということの大切さと、その偉大なるパワーを思い知りました。

嘘っぽい眼差しや、わざとらしい優しさや、形式だけのセリフ調の共感の言葉、相手のビリーフを探ってやろう、切り込んでやろうという姿勢ではなく、心の底から相手の身になって話を聴くこと。

すごくシンプルなのに、一番難しく、一番大切なんですよね。

セッションではどんな技法やワークよりも、何よりも、傾聴で相手と「感じ合う」ことを、何が何でも私は大切にしていきたいです。

傾聴に関する本はたくさん読んできたのですが、特に私が大大大好きな本がこちらです。

おすすめの傾聴の本

数年前に初めて読んだのが古宮昇さんの「はじめての傾聴術」で、とても良かったので「場面別傾聴術レッスン」も読みました。そして最近本屋で一番目立つコーナーに平積み陳列されていた「傾聴の基本」という白い本を読んで、素晴らしいな~と思って今日こうやって本を並べてみたら、この本も古宮昇さん著だったことに気づきました。笑 私、ただの古宮さんのファンですね(笑)この3冊は傾聴の本というだけでなく、広く深いコミュニケーションの教科書だと私は思います。

そして、辰由加さんの傾聴本。こちらは、すごーく読みやすくてするする読めちゃうのに、傾聴とはなんたるかをしっかりわかりやすく教えてくれます。入門編としてめっちゃおすすめです。

そして、鈴木秀子さんの「心の対話者」。これは夫の激推し本です。夫は、「小学校の授業に、国語・算数・理科・社会・傾聴といった感じで主要科目に傾聴が入ればいいのに!」という名言を残していますが、本当にそうだなぁと私も思います。

今回は耳鼻科のお医者さんのカウンセラーマインド(傾聴の姿勢)が素晴らしかったのでエピソードとして書いてみましたが、

どんな職業の人でも、人間関係でも、生きていく上で傾聴の姿勢ってすごく大事だなと思います。

古宮さんの傾聴の本が平積み陳列されてバーンと置かれていただけでも、時代の流れを感じます。

それだけみんなが求めていることは、気持ちと気持ちのコミュニケーションということですよね。

おまけ

そして、何でもなかったとは言え、喉の違和感は体からのサインだろうということで

「喉」に該当する「第5チャクラ」について、「7つのチャクラ」という名著を本棚から引っ張り出してきて再読。

ぐはぁああ…(痛いとこ突かれた)となっている今なのであります。笑

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

心理カウンセラー・セラピスト/魔法の杖Webクリエイター

目次