管理職試験をきっかけに自分に力を取り戻せ、新しいステージに

クライアントの声

Tさん/神奈川県/会社員/40代男性

大企業で働かれているTさん。学歴や経歴は誰が聞いても所謂エリート✨そのものの方なのですが、ご本人自らは全くそんなことを言わない・感じさせないフラットで優しいお人柄です。

継続心理セッションから始まり、エニアグラムも含め様々なグループイベントにもご参加頂きました。
気づきの力や内省力も素晴らしく、大きな変容を遂げられたクライアントさんのおひとりです。

なぜ申し込みしてくださったのでしょうか?当時どんなことに悩んでいましたか?

当時は、管理職への登用試験を受けることについて悩んでいました。
自分は管理職になりたいのか、なりたくないのか?ということがわからなくて。それで自分のことを探求するようなりました。
そのタイミングでちえさんのブログに出会い、シンパシーを感じたんですね。

ちえさんの記事を読んでいて、自分でものごとの解釈や答えを導き出しているのがすごいなと思って、そういうことができるようなりたいなと思って飛び込みましたね。

Tさんは大企業に勤められていて、このままいくと管理職という立場になっていくだろうというルートにあって。それってキャリアとして順調で普通はとても嬉しいことのように感じそうですよね。でも管理職になりたいかどうか自分自身でわからなくて、そしてなるにしても何かひっかかる感じがあったということでしたよね。

うん、そうそう。
ポジティブな気持ちになれなかったんですね。それがなぜなのかの理由もよく分からなかった。

セッションを受けての気づき

実際何回かセッション受けてみて、気づいたことはありましたか?

それはもうたくさんあります。
まず自分というものの「存在価値」みたいなところを全然感じていなかったということに気づけましたね。それは何でそうなってるのかっていうところで、やっぱり小さい頃からの親との関係とか。あと自分のトラウマとなる出来事だったりとか、そういうことがものすごくそこに関係しているっていうことに気づいていって、(セラピーで)その場面を再現したり、しかも自分の立場だけでなく親だったり、相手の立場にもなってみて。それを第三者的視点で見たりして。
そして自分の思い込んでたことをもう 1 回客観視するというか。捉え直すということをした時に、初めて思い込みに気づくことで自分を許せたり「頑張ってきたね」と自分をねぎらう体験をすることができて、あれは僕の中で本当に素晴らしい体験の数々でしたね。

うん、なんか聞いてるだけですごく嬉しいです。そうでしたよね。何度も何度もご自身をねぎらって。

うんうん。あれはね、絶対1人じゃできないですよ。
これはどんなに本で勉強してもできない。
先日のグループワークの会でも、クライアントの方がその体験をされていたじゃないですか。他の人のセッションの様子を見ていても、やっぱりすばらしかった。

あのグループワークでのTさんの感想が素晴らしかったなぁと思ったんですけど、自分がクライアントの時と、オブザーバー(見守る人)で見てる時ってまた全然違いますよね、やってることは一緒でも。自分を取り戻してく過程に胸を打たれるというか。

うん、そうなんですよ。人のセッションを見て思ったのが、やはり「自分で答えを見つける」ってことがいかに大事か?でした。答えは本当に自分の外にないんですよね。

うんうん。

でも本当に残念ながら我々は社会で生きていて正しい答えは「外にある」と思っている。そして正解が外にあると思うとそれはそのまま自己否定に繋がっていくんですよね。

そうですよね。

普通に生きていたら、ありとあらゆる人が絶対そうだと言っている「常識」や「あるべき姿」に対して自分で疑問を持つのって難しいですよね。

だから自分 1人では無理。セッションなどのサポートが必要ですね。自分で答えや解釈を見つけると、自分の自己価値を取り戻すことがじわっとできるようになってきて。で、そういうことができるようになると、僕の価値が貶められるようなことをされた時に、じわーっと怒りを感じられるようになりました。 変な話、以前はそれができなかったんですね。 これができるようになったことが、一番の収穫だと思っています。

なるほど。自分で実は自己否定がこんなにあったんだってことにまず最初に気づいて、それが実は過去のああいうこと・こういうことに原因があって…というのが紐付いてたんだってわかって、毎回その度に自分への愛を取り戻しに行ったりするうちに、自分の尊厳を傷つけられるような時にはちゃんと怒りが湧くようになってきたということですね。

そうですね。それで結果的にそうなると生きやすくなるし、人に対しても優しくなったりとか自身の存在がみんなにとっての救いになるような感じになりましたね。

おー、すごい!
でもTさんはもともと優しいじゃないですか?初対面の時から優しいオーラめっちゃ出てたけど、それまでの「優しさ」とはなにか違うんですかね?

あーそうですね。
肩の力が抜けましたよね。
なおかつ優しさに力の強さが出た感じですかね。

おぉ、すてき。
エニアグラムはどうでしたか?やってみて。

エニアグラムについて

元々自分を何かにカテゴライズするっていうことが好きじゃなかったんですよ。

けれども、継続セッションの途中でエニアグラム探求セッションもやってみませんかと勧めてもらったので体験してみました。
結果的に、心理セッションと同時に受けたのがすごく良かったと思っています。

自分のタイプを知ることで「自分以外の別の人間にならなくてもいい」ということを教えてくれるものでしたね。

素晴らしいですね。それこそがエニアグラムを学ぶ意義の1つだと私も思います。ありがとうございます。

最後に、私とたつおの強みを教えていただきたいです。


例えば先日のグループセッションの会で。結構遅刻してくる人もいて、でもあれが良かったんですよ。笑
そういうこともあるよね~ぐらいの感じの空気を出してくれる 2人がいいと思います。

あはは。なるほど。笑 ゆるゆる~な感じですよね。

深刻できちっとしなきゃいけないとかではなく、自然でいいよねっていうのを大事にしてくれる場を作ってくれるっていうのがすごくいいと思うんですよね。

ありがとうございます。自然体、そのままでいい、というのはわたしたちがとても大事にしていることです。
私はですね、初めのセッションの時のことを思うと、Tさんはやっぱりこう自分の深い内面をすごく真摯に探求されててすごいなあと思っていたんですけど、やっぱりそうすると現実面がすごい変化していくんだなーっていうのを見せてもらいました。

そうですか。笑

うん、管理職への登用試験を受けるかどうするか?というところから始まったセッションでしたけど、どんどん痛みを癒して力を取り戻す中で、Tさんははそのままで素晴らしい(自己価値)、Tさんらしいリーダーシップを発揮していこう、という視点に立ち。
さらにセッションの過程でご自身にとって「家族」がすごく大事であることや、関西に住みたいというビジョンが見えてその方向に動き出したり。そして実際に試験には合格し、転勤の希望も出してどんどん人生が変化していってますよね。すごい展開だなあと思って、もうブラボーな感じですよ。本当に!

ありがとうございます。
関西に行ったら行きたいところがあるんですよ。それに関連して仏教に興味があって、最近すごく勉強していて、それが楽しみでもあります。

うーん、楽しみってめっちゃ大事ですよね。この内側から湧き上がる、「やらずにおれない感じ」というか、ワクワク。それはなんか生きてるって感じしますよね。

そうそう。

これからが本当に楽しみですね。

僕のような悩みを抱えている人って一定数いると思うんですよね。それこそ自分の価値を感じられないとか、外に答えがあると思って求めて苦しいと感じている人。そういう人たちが自分の中に向かっていって、そこに答えがあって癒されていくっていうのはね。これはもうできれば万人に体験してほしいですね。

ねえ、本当にね。
ちょっとずつちょっとずつ自分のできる範囲で私も頑張っていきますので、TさんもTさんの場所でぜひそれを家族だったり職場のみなさんに循環させていってください。ともに人生を楽しみましょう。
Tさん、今日は本当にありがとうございました!

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